「食べる」を意味する "eat" と "have" のニュアンスの違いと使い分け

「食べる」を意味する
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「食べる」の英語といえば "eat" と "have" が思い浮かぶ方が多いと思いますが、この2つの単語は "eat pizza" と "have pizza" のように 特定の料理を食べるときに使うだけではなく、食事を食べると場合にも "eat dinner" と "have dinner" のように使います。

今回はこの2つの「食べる」を意味する単語 "eat" と "have" に意味の違いがあるのか、また使い方は同じなのかどうかをみていきましょう。

"eat" と "have" の意味の違い

《 eat 》

「食べる」というストレートな表現で「食べる」という行為を表します。

《 have 》

"eat" の少し婉曲的な表現で、日本語で言う「食事を摂る」に近いニュアンス。

「食べる」という意味において、基本的に "eat" と "have" には大きな意味の違いはありません。置き換え可能な場合がほとんどですが、食べるという行為に重点をおく場合は "eat" を、誰かを食事に誘う場合など少し丁寧なニュアンスを加えたい場合には "have" を使いましょう。

それでは具体的な例文を見ていきましょう。

"eat" と "have" を使った例文

使い分けが必要ない場合

Did you eat lunch?
Did you have lunch?
(お昼ご飯は食べた?)

"eat lunch" と "have lunch" のどちらも同じ感覚で使います。

What did you eat for dinner?
What did you have for dinner?
(夕食に何食べた?)

答える場合も "I had pizza for dinner." と "I ate pizza for dinner." のように、"have" と "eat" のどちらも使うことができます。

Would you like to have dinner with me tonight?
Would you like to eat dinner with me tonight?
(今夜、夕食を一緒にどうですか?)

どちらも使うことができますが、誰かを食事に誘う場合はダイレクトな表現の "eat" よりも "have" の方が丁寧な印象です。

"eat" を使うことが多い場合

Stop playing with your chopsticks and eat your dinner!
(お箸で遊ぶのをやめて夕ごはんを食べなさい!)

お母さんが子供に使うフレーズですね。「ご飯を食べなさい。」と相手に食べることを強制する場合は、直接的な表現の "eat" が用いられます。

My doctor told me to quit eating high-calorie foods.
(医者はカロリーの高い食べ物を食べることを止めるように言いました。)

医者が食べるという行為をやめるように言っているので、"have" より "eat" を使う方が適切です。

Why vegetarians don't eat fish?
(どうしてベジタリアンは魚を食べないのですか?)

この場合は、ベジタリアンが魚を食べる行為をするのかが焦点なので、"eat" を使う方がいいでしょう。

breakfast / dinner / lunch に冠詞がつく場合

基本的には "eat breakfast" や "have dinner" のように「食事」の前に冠詞はつきませんが、食事に形容詞がつく場合には冠詞がつきます。

  • have/eat a big breakfastしっかりとした量の食事
  • have/eat a light dinner軽めの食事
  • have/eat a wonderful dinner素晴らしい食事

いかがでしたか?同じ似ている単語でも、使い分けが必要な場合と、ほぼ同じ意味として使い分けする必要がない場合があります。今回ご紹介した "eat" と "have" は、ほぼ使い分けする必要はありませんね。神経質にならずにどんどん使っていきましょう。

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