「選ぶ」を意味する英語表現はたくさんありますが、その中でも "choose"、 "select"、 "pick" は日常生活で耳にすることが多い英語表現です。今回はこの3つの「選ぶ」の英語表現のニュアンスの違いと使い分けをご紹介します。
choose
「選ぶ」を表す一般的な英語表現
日常会話で最も頻繁に耳にする「選ぶ」を表す英語表現です。"select" や "pick" の代わりとしても用いられます。自分の判断や意見に基づいて主体的に選ぶという意味合いもあります。
I chose to learn French rather than Spanish.
(スペイン語よりフランス語を学ぶことに決めました。)
- chose ー chooseの過去形
I can't choose! They all look delicious.
(どれも美味しそうで選べないよ!)
select
よく考えて慎重に選ぶ
"select" は、選択肢が3つ以上ある場合に一番ベストな物・人をよく考えて慎重に選ぶときによく使われる英語表現です。"choose" よりも少し硬い言い方になります。「選ぶ」よりも「厳選する」に近いニュアンスです。
He was selected for the Japan national team for the World Cup in 2018.
(彼は2018年のワールドカップの日本代表に選ばれました。)
This wine was selected as one of the world's 50 best wines of the year.
(このワインは今年のベストワイン50選に選ばれました。)
"select" には単に「選択する」というニュアンスでの使い方もあります。
Select your language
(あなたの言語を選択)
Select your country
(あなたの国を選択)
パソコンやアカウントの設定などでよく見かけますね。
pick
深く考えないで選ぶ
"pick" はそれほど重要ではない選択に使われることが多い表現で、直感的・反射的にパッと選ぶというニュアンスがあります。
Pick a number between 1 and 10.
(1から10の中から数字を1つ選んでください。)
Hurry up and pick one!
(急いで1つ選んで!)
"pick" の代わりに "choose" を使うこともできますが、"pick" を使う方が、早く選んでほしい、パッと選んでほしいという意味合いが強くなります。
いかがでしたか?今回は「選ぶ」を表す英語表現3つをご紹介しました。
単語の意味の違いは明確に区別ができない曖昧なものも多く、「この場合はどちらを使うんだろう?」と悩み出すとキリがありませんが、ネイティブの間でも使い方や細かいニュアンスの捉え方については意見が分かれることも少なくありません。
大まかなニュアンスの違いを把握したら神経質になり過ぎずどんどん会話で使っていきましょう。