「正しい」を意味する英語といえば "correct" と "right" の2つが真っ先に思い浮かぶと思います。どちらの単語も日常生活でよく耳にする単語ですね。
さてこの2つの英単語、どう使い分けたらいいのでしょう?
"correct" と "right" の違い
"correct" と "right" はどちらも「正しい」を表す英単語です。「物事が正しい」という意味で使う場合、意味もニュアンスもほぼ同じでほとんどの場合は置き換え可能です。
違う点は、"right" よりも "correct" の方が少しだけ堅い表現だということです。
堅い表現とは言っても、フォーマルな場で使うような堅苦しい表現とまではいかないので、日常会話で使っても問題はありません。
- correct ←→ incorrect
- right ←→ wrong
"correct" と "right" も意味は同じでも反対語は別の単語です。"incorrect" は "wrong" より少しだけ堅い表現になります。
"correct" と "right" の使い方
いくつかの例文をみていきましょう。
Is that the correct spelling?
(それは正しいスペルですか?)
I got 8 answers correct and 2 wrong in the quiz.
(小テストで8問正解で2問不正解だったよ。)
Is this sentence grammatically correct?
(この文章は文法的に合っていますか?)
アメリカでは小テストのことを "quiz" と言います。日本語のクイズとは使い方が違うので注意。
I'm not sure that this is the right address.
(ここが正しい住所なのか自信がないわ。)
I think she's made the right decision.
(彼女は正しい決断をしたと思うよ。)
His hypothesis has proved right.
(彼の仮説は正しいと証明された。)
- hypothesis ー 仮説
まとめ
ネイティブによっては "correct" と "right" を微妙なニュアンスで使い分けている人もいます。
- correct = 答えや解釈に誤りがなく、正確な場合
- right = 社会的、道徳的、世間一般的な感覚として正しい場合
日本語でも同じですが、同じ単語でも100人中100人が全く同じ解釈をしているわけではありません。こんなニュアンスの違いで使い分けている人もいるんだなと頭の片隅に入れておきましょう。
似たような意味を持つ単語の微妙なニュアンスの違いは、1度気になり出したらきりがありません。しかし、"correct" と "right" のように、ニュアンスの違いをそれほど意識しなくてもいい表現もあります。
"correct" の方が多少フォーマルだということだけはしっかり覚えておきましょう。