日常会話の中で天気の話題は避けて通れません。親しい間柄の人だけではなく、初対面の人との会話にも天気の話題はよく上がります。そこで今回は、"snow" だけじゃない雪の種類の英語表現や「雪が積もる」「雪が降る」など、冬に使える雪に関する天気の英語表現をご紹介します。
雪の種類を表す英語表現
日本語でも「大雪」「粉雪」「初雪」といった表現があるように、英語でも単に "snow" だけではなく、雪の種類や状態によって様々な言い回しがあります。
- snow ー 雪、雪が降る
- heavy snow ー 大雪
- powder snow ー 粉雪
- wet snow ー べた雪
- first snow ー 初雪
- snowstorm / blizzard ー 吹雪
- sleet ー みぞれ、みぞれが降る
- hail ー ひょう、ひょうがふる
「大雪」や「」大雨」には "heavy snow / heavy rain" というように "heavy" が使われます。
雪に関する英語表現
一通り雪の種類の英語表現をご紹介しましたが、次に「雪が降っている」や「雪が積もった」などの例文を見ていきましょう。
It's snowing in Tokyo now.
東京では今雪が降っています。
"snow" には「雪」という名詞と「雪が降る」という動詞の意味がありますが、この場合は動詞の「雪が降る」の意味です。主語には "it" を使うことに気をつけましょう。"rain" "sleet" "hail" も同様です。
"lightly(軽く、そっと)" をつけて "It's snowing lightly." にすると「雪がちらついています。」という意味になります。
It looks like it will snow this afternoon.
今日の午後は雪が降りそう。
"It looks like 〜" で「〜のように見える」という意味です。空模様から雪が降りそうな気配がするといった意味合いになります。
We had 10cm of snow last night.
昨夜雪が10センチ積もった。
この場合の "snow" は名詞で "We have snow." もしくは "We get snow." で「雪が積もる」という意味になります。日常会話でよく使われる表現です。
"10cm of snow" の代わりに "some snow(多少の雪)" や "a lost of snow(たくさんの雪)" と言い換えることもできます。
It snowed last night, but it didn't stick.
昨夜雪が降ったけど、積もらなかったよ。
"stick" には「くっつく、とどまる」といった意味があります。雪が降ったことを前提に、そのまま溶けずに残っているという意味で「雪が積もる」という表現になります。"stick" の他には "settle" も「雪が積もる」という意味で使われます。
Did the snow stick?
Did the snow settle?
(雪は積もった?)
There is snow on the ground.
雪が積もっています。
"There is / are 〜" で「〜がある」はおなじみの表現ですね。これは雪が積もっている状態を表します。
How much snow do you get during winter here?
ここでは冬の間どれぐらい雪が積もりますか?
積雪の深さや降雨量を尋ねるときには "How much 〜?" を使います。
The snow turned to rain.
雪が雨に変わりました。
この場合の "rain" と "snow" はどちらも名詞です。"A turned to B" で「AからBに変わる」という意味です。また、上記の例文の他に "It was snowing but later on it started to rain.(雪が降っていたけどその後雨が降り始めた。)" といった言い方もできます。
最後に
今回は雪に関する天気の単語や例文をご紹介しました。天気に関する話題はスモールトークの基本とも言えます。初対面の人との会話で困らないように、できるだけストックを貯めておくといいですね。