プレゼントを渡すとき、日本語では「つまらないものですが」や「たいしたものではないですが」などの謙遜した表現を使うのが一般的ですが、英語では「相手に喜んでもらいたい」「気に入ってもらいたい」という気持ちを素直に言葉で伝えます。
せっかく時間をかけて選んだプレゼントなら気持ちよく相手に受け取ってもらいたいもの。
ということで、今回はプレゼントを渡す時、もらった時のお礼の英語表現をご紹介します。
"present" と "gift" の違いは?
"present" と "gift" はどちらも「贈り物」を意味しますが、"present" より "gift" の方がややかしこまったイメージです。
とはいえ "present" と "gift" は明確に使い分けられているわけではありません。誕生日プレゼントのことを "birthday present" と言う人もいれば "birthday gift" と言う人もいますし、クリスマスプレゼントも "Christmas present" と言う人もいれば "Christmas gift" と言う人もいます。
普段それほど意識して使い分けようとする必要はありませんが、ビジネスの関係の贈り物には "gift" を使う方が無難かもしれません。
プレゼントを渡す時に使える英語表現
This is for you.
これどうぞ。
プレゼントを渡す時の定番フレーズの1つです。"This is a present for you." は "This is for you." よりも少しあらたまった言い方で丁寧な印象です。
Here is a present for you.
これはあなたへのプレゼントです。
"present" を "souvenir(お土産)"、 "birthday present(誕生日プレゼント)"、 "Christmas present(クリスマスプレゼント)"、"baby shower gift(出産祝い)" などに言い換えると表現の幅が更に広がります。
Here is something for you.
これあなたへのプレゼントよ。
親しい友人や家族にお土産やプレゼントを渡す時の定番フレーズです。"present" や "gift" の代わりに "something" が使われることが多いです。ささいな物を手渡す場合は "a little something for you" にすると「ちょっとしたもの」 を意味します。ただし、日本語の謙遜した言い方とは違い、本当にちょっとした物を贈る場合に使います。
I brought you something.
何か持ってきたよ。
親しい友人や家族にお土産やプレゼントを渡す時に使う表現です。 "I got something for you." も同じ意味になります。
I hope you like it.
気に入ってくれたら嬉しいです。
"This is for you." や "Here is something for you." のような「これはあなたへのプレゼントです。」の後に続けて使われる定番フレーズです。
日本語の場合は、渡す際に敢えて「つまらないものですが」と言うことによって、贈り物に対してどう感じるかを全て相手に委ねますが、英語の場合は、相手が気に入ってくれることを期待して渡します。
I thought you might like it.
こんなの好きなんじゃないかとおもって。
この表現も "I hope you like it." と同じように「これはあなたへのプレゼントです。」の後に続けて使われる英語表現です。
I got something for you. Please open it!
あなたにプレゼントだよ。開けてみて!
親しい友人や家族にお土産やプレゼントを渡した時、その場で開けるように催促する表現です。ビジネス関係の相手には使わない表現なので注意しましょう。
I brought you my favorite wine.
私のお気に入りのワイン持ってきたわよ。
ラッピングされていないものや、サプライズではないプレゼントの場合は「〇〇持ってきたよ。」のように表現することができます。ちなみに、夕食やホームパーティーに招かれた時はワインやビールを持っていくのが定番です。このような表現を覚えておくと便利ですね。
プレゼントをもらった時に使える英語表現
プレゼントをもらった時は感謝と嬉しい気持ちを素直に表現しましょう。
Thank you very much. It’s so beautiful!
ありがとうございます。すごく素敵です。
贈り物を受け取った時に使う基本フレーズです。"Thank you very much." に、プレゼントに対する感想を一言を付け加えるだけで、感謝や嬉しい気持ちが相手にずっと伝わりやすくなります。
This is always what I wanted. Thanks a lot!
これずっと欲しかったの。ありがとう!
ずっと欲しかった物を贈り物として受け取った時に使える英語表現です。「欲しかった」「探していた」「目をつけていた」などは素直に相手に伝えると、より送り主に喜ばれます。
Wow, You really know my taste! Thanks a lot.
わぁ、私の好みよくわかってるね!ありがとう。
親しい友人や家族から自分の好みピッタリの贈り物をもらった場合にはこんな表現を使うことができます。"taste" は「好み」や 「趣味」を表します。
"taste" の意味と使い方ついては下記の記事で詳しく説明しています。
Thank you so much! Can I open it?
どうもありがとう!開けてもいい?
英語圏の文化ではプレゼントを受け取ったその場で開けることは失礼には当たりません。むしろ一生懸命に選んでくれたであろうプレゼントの中身を見て相手にそのうれしさを伝える方が喜ばれます。
Is this for me? I love it!
これを私に?すごく気に入ったわ!
サプライズのプレゼントを貰った場合、高価なプレゼントを貰った場合などに「本当にこれを貰ってもいいの?信じられない!」のニュアンスの表現です。
Thank you so much! This is the best present ever!
本当にありがとう!今までで最高のプレゼントだわ。
何か特別な贈り物を受け取った時に心から感激したことを伝える英語表現です。頻繁に使う表現ではありませんが、いざという時のために覚えておきたいフレーズの1つです。
Thank you. I will always tresure it.
ありがとう。ずっと大切にするね。
特別な贈り物としてずっと大切にする、宝物にすると伝える表現です。"tresure it for the rest of my life" や "tresure it forever" も同じような意味として使われます。