「English Grammar in Use」シリーズは、世界中の多くの英語学習者と英語教育者から高い評価を受けている英語の文法書です。海外の語学学校で使われることも多いかなりの良書なのですがレベルはもちろんのこと、イギリス英語版 / アメリカ英語版、eBook付き、演習問題の解答有・無など、とにかく種類が多くどれを買ったらいいのか迷ってしまうというのが難点です。
そこで「Grammar in Use」シリーズの中から誰でも簡単に自分に合った文法書が見つけられるように下記に種類と詳細をまとめました。
目次
- 最新版
- Grammar in Use の種類一覧表
- Grammar in Useシリーズの種類
- イギリス英語版(初級)テキストのみ
- イギリス英語版(初級)eBook付き
- イギリス英語版(初級)CD-ROM付き
- イギリス英語版(中級)テキストのみ
- イギリス英語版 (中級)eBook付き
- イギリス英語版 (中級)CD-ROM付き
- イギリス英語版(上級)テキストのみ
- イギリス英語版(上級)eBook付き
- イギリス英語版(上級)CD-ROM付き
- アメリカ英語版(初級)テキストのみ
- アメリカ英語版(初級)eBook付き
- アメリカ英語版(初級)CD-ROM付き
- アメリカ英語版(中級)テキストのみ
- アメリカ英語版(中級)eBook付き
- アメリカ英語版(中級)CD-ROM付き
Grammar in Useとは?
Grammar in Useシリーズは、イギリスの名門であるケンブリッジ大学から出版されている英語で書かれた英文法書のシリーズです。
English Grammar in Use(イギリス英語版中級編)が1985年に出版されて以来、世界中の英語学習者と英語教育者から支持され続け、現在ではシリーズ累計3200万冊もの売り上げを超えるベストセラー教材となりました。
- 的確でわかりやすい説明
- ネイティブ感覚のニュアンスが身につく
- そのまま会話に使える例文
- 豊富な演習問題
文法書を選ぶ上で最も重要なのが「わかりやすさ」。Grammar in Useシリーズの文法書は全てが英語で書かれていますが、丁寧かつ的確な英語で書かれているため内容が理解しやすいのが特徴です。カラーイラストも多く使われているので視覚的にも理解を深めることができます。
Grammar in Useで学習する最大のメリットとも言えるのが、ネイティブ感覚の英語を身に付けることができるということです。普段どのような感覚でネイティブが英語を使っているのか、細かいニュアンスの意味の違いや使い分けやなどが詳しく説明されています。
文法書の中に出てくる例文も日常会話で使えるものばかりなので、使える英語を習得するにはまさに最適の教材と言えます。
Grammar in Useの選び方
Grammar in Useシリーズの中から自分に合った文法書を選ぶ上でポイントになるのが以下の3つです。
- イギリス英語かアメリカ英語
- 3段階の英語レベル
- 付属教材の種類と特徴
イギリス英語かアメリカ英語
Grammar in Useシリーズには「イギリス英語版」と「アメリカ英語版」があります。出版元がケンブリッジ大学(Cambridge University Press)ということもあって本家は「イギリス英語版」ですが、イギリス英語版もアメリカ英語版も著者はどちらも "Raymond Murphy" で、内容もほとんど違いはありません。
イギリス英語版とアメリカ英語版では、単語のスペルや付属教材の発音などの細かい部分で違いがありますが、学習過程で英語習得の差が出るということ全くありません。 また、どちらの版にもイギリス英語とアメリカ英語の違いについての解説が付録としてついています。
日本の義務教育ではアメリカ英語を学習するので、アメリカ英語の方が馴染みやすいという方も多いかと思いますが、あまり深く考えず、どちらの英語が好みなのか、今後どちらの英語を使う可能性が高いのかで選ぶといいでしょう。
3段階の英語レベル
Grammar in Useシリーズでは「初級」「中級」「上級」の3段階から自分のレベルにあったものを選ぶことができます。
以下はCambridge University Pressが想定するレベルの目安です。
- 初級 - TOEIC 〜500点レベル
- 中級 - TOEIC 450〜750点レベル
- 上級 - TOEIC 700点〜レベル
初級は中学英語レベルの内容なので、英語で英語を説明しているという点を除いたらそれほど難しいものではありません。むしろ説明や質問が英語で理解できるのなら、物足りなく感じるかもしれません。
基礎の基礎からやり直したいという方以外は、まずは中級から始めることをお薦めします。中級からは、現在完了形と現在完了進行形の違い、"can"、"could"、"be able to"の違いなど、日本語の文法書ではわかりにくい項目について詳しく丁寧に解説されています。
上級は難易度が一気にあがります。イラストもほとんどなく、9割以上が英語で埋め尽くされています。普段英語の長文を読むのに慣れていない方には、いきなり上級から始めるのは厳しいかと思います。ある程度英語に自信がある方も、まずは復習も兼ねて中級から始めるとスムーズに上級に移行できると思います。
【イギリス英語版】
【アメリカ英語版】
* アメリカ英語版は初級と中級のみ。上級はイギリス英語版しか出版されていません。
付属教材の種類と特徴
Grammar in Useシリーズの教材には、テキストブックの他に学習を補助する付属教材が付いているものがあります。
- 1. テキストのみ(解答集付き)
- 2. CD-ROM付き版(解答集付き)
- 3. eBook付き版(解答集付き)
* 「解答集付き」とは、テキストブック内の演習問題の解答集のことです。解答集なしのバージョンもありますが、個人で学習する場合は解答集は必須なため解答集付きのもののみ比較&紹介しています。
1. テキストのみ(解答集付き)
テキストブックと解答集のみで学習を進めていく人向けです。テキストブック自体が優秀な教材なので、これだけでも十分効果的に学習を進めていくことができます。ただ、持ち運びには不向きなので、学習する場所は限定されてしまいます。
3. eBook付き版(解答集付き)
Book付き版では、テキストブックの内容全てを電子書籍化したものをPCのオンライン上とipadなどのタブレットで音声付きで確認することができます。ipadを持ち歩いている方は、隙間時間を利用してテキストブックの内容を復習したり演習問題を解いたりすることができます。
2. CD-ROM付き版(解答集付き)
CD-ROMからパソコンにGrammar in Useのソフトをインストールして使用します。テキストブックの内容だけでは物足りない方は、収録されている追加の演習問題等で復習をすることができます。最新エディションではCD-ROM付き版がない場合も多いので、欲しい場合はAmazonなどで旧版を探すことをおすすめします。
最新版
最新版ではなくても内容に問題はありませんが、購入する際の参考にしてください。
2023年11月現在の最新版
【イギリス英語版】
- 初級(Essential Grammar in Use)- 第4版
- 中級(English Grammar in Use)- 第5版
- 上級(Advanced Grammar in Use)- 第4版
【アメリカ英語版】
- 初級(Basic Grammar in Use)- 第4版
- 中級(Grammar in Use Intermediate)- 第4版
Grammar in Use の種類一覧表
* Advanced Grammar in Use(第4版)、English Grammar in Use(第5版)、Basic Grammar in Use(第4版)、Grammar in Use Intermediate(第4版)はCD-ROM付き版はありません。
ポイントさえ押さえておけば文法書選びに迷うことはありません。自分にあった1冊を見つけましょう。
Grammar in Useシリーズの種類
以下はAmazonで購入できるGrammar in Useシリーズです。最新版ではないものもありますが購入の際の参考にどうぞ。
イギリス英語版(初級)テキストのみ
イギリス英語版(初級)eBook付き
イギリス英語版(初級)CD-ROM付き
イギリス英語版(中級)テキストのみ
イギリス英語版 (中級)eBook付き
イギリス英語版 (中級)CD-ROM付き
イギリス英語版(上級)テキストのみ
イギリス英語版(上級)eBook付き
イギリス英語版(上級)CD-ROM付き
アメリカ英語版(初級)テキストのみ
アメリカ英語版(初級)eBook付き
アメリカ英語版(初級)CD-ROM付き
アメリカ英語版(中級)テキストのみ
アメリカ英語版(中級)eBook付き
アメリカ英語版(中級)CD-ROM付き
オンライン英会話スクールの「DMM英会話」では「Basic Grammar in Use」の日本語版の「マーフィーのケンブリッジ英文法(初級編)」と「Grammar in Use Intermediate」の日本語版の「マーフィーのケンブリッジ英文法(中級編)」を使ったレッスンが受講できます。
英会話スクールでGrammar in Useを学ぶメリットは、自宅で学習した内容の復習や確認ができること、わからない部分や疑問などを講師に直接質問できることです。また、独学で学習したことのアウトプットには最適な場です。
DMM英会話では無料体験レッスンを2回受講することができます。本書の学習だけで十分なのか、もしくは本書とスクールとを併用した方が学習効果が高いのかを見極めて、自分に合った学習法で進めていきましょう。
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