入学、就職、転勤、異動など、環境がガラリと変わる新年度の4月。新しい環境で何かと気を張った1ヶ月を過ごし、疲れがで始める5月に見られる「5月病」。
今回は、この5月病の言い方と「やる気が出ない」「気分が落ち込む」など5月病の症状の英語表現をご紹介します。
5月病を英語で言うと?
May blues
May depression
五月病
"blues" と "depression" は、どちらも「憂鬱」を意味し、英語で「5月病」は「5月の憂鬱」と表現します。憂鬱な月曜日を意味する「ブルーマンデー」、間近に迫った結婚に不安や憂鬱を覚える「マリッジブルー」、沈んだな気分を意味する「ブルーな気分」の「ブルー」もこの「憂鬱」を意味しています。
ちなみに、"blue Monday" は英語でも同じ意味としてそのまま使えますが、「マリッジブルー」は和製英語です。"pre-wedding blues" や "pre-wedding depression" といった表現が一般的です。「ブルーな気分」は英語では "I'm feeling blue." と言うことができます。
5月病の症状を表す英語表現
I have no appetite.
食欲がありません。
"appetite" は食欲を意味します。"I have a poor appetite.(食欲があまりない。)" と表現することもできます。反対に "I have a good appetite." は食欲が旺盛な場合に使います。
I can't sleep at all.
眠れません。
"at all" を付けることによって「全く眠れない」という意味になります。「最近よく眠れない」といった場合は "I don't sleep well these days." と表現することができます。
眠れなくて困っている場合は "I'm having trouble sleeping." のように "trouble" を使って表現するとより伝わりやすくなります。
I have no motivation.
I'm not motivated.
やる気がおきません。
日本語の「モチベーション」と同様に "motivation" は「やる気」を意味します。
「何かをする気がおきない」と言う場合には "I'm not feeling doing anything." を、もう少し重度で、うつ状態で無気力な場合は "I'm lethargic.(無気力です。)" の表現が使えます。
I'm feeling depressed.
憂鬱な気分です。
"depressed" は "depression(憂鬱)" の形容詞形で「憂鬱な、意気消沈した」を意味します。先ほど紹介した "I'm feeling blue." が少し気分が落ちている時に使うのに対して "depressed" を使った表現の方が憂鬱度は高くなります。
I'm under the weather.
体調が悪いです。
風邪、寝不足、二日酔い、疲労、ストレスなど様々な理由からくる体調不良や、原因不明で体調が悪い場合に使われる定番のフレーズです。"feel under the weather" も同じ意味になります。
海外にもある○月病
5月病は日本特有のものですが、欧米には「1月病」と呼ばれる "January blues/depression"というものがあります。これは、楽しいクリスマス休暇が終わり仕事や学校に復帰したものの、いまいちやる気がおきずに憂鬱な気分になることです。また1月病に似た症状として長い夏期休暇明けの9月の "September blues/depression(9月病)" があります。
○月病ではありませんが、ある季節にのみ体がだるくなったり憂鬱な気分になったりすることを "seasonal depression(季節性うつ病)" と言います。夏の場合は "summer depression(夏期うつ病)"、冬の場合は "winter depression(冬期うつ病)" など、季節を限定した言い方もあります。