ニュアンスの違いで使い分けよう!「予約」を意味する3つの英語表現

ニュアンスの違いで使い分けよう!「予約」を意味する3つの英語表現
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日本語では、ホテルの部屋を取ること、レストランの席を取ること、歯医者の診察時間をとり決めておくこともすべて「予約」という単語1つで表すことができますが、英語では予約する物事によって使う単語・表現が異なります。

今回は「予約」をあらわす英語表現3つ "reservation"、 "booking"、 "appointment" のニュアンスの違いと使い方をご紹介します。

日常生活の中で予約をする場面は案外多いもの。それぞれのシチュエーションに応じて適切な英語表現が使えるようにしましょう。

reservationのニュアンスと使い方

reservation
ホテル、レストラン、コンサート、乗り物などの席や部屋の予約

  • reservation予約 [名詞]
  • make a reservation予約する
  • reserve〜を予約する [動詞]

それでは例文を見てみましょう。

I'd like to make a reservation.
(予約をしたいのですが。)

予約をしたいことを伝える基本表現。
"I'd like to 〜 " は "I would like to 〜 " の省略形です。

I'd like to make a reservation for 4 (people) tomorrow night.
(明日4名で予約をしたいのですが。)

レストランの予約で使われる表現です。
人数を伝える場合は、"for + 人数" もしくは "for + 人数 people" を使います。

I'd like to make a reservation for 2 nights from 28 June.
(6月28日から2泊の予約をしたいのですが。)

ホテルの予約をする場合、いつから何泊したいのかを伝えるとよりスムーズに予約ができるでしょう。
日本語では「1泊2日」や「2泊3日」という表現を使いますが、英語では、"for + 宿泊日数 + night(s)" で「何泊」という表現を使います。

I'd like to reserve a room for tonight.
(今夜部屋を1つ予約したいのですが。)

"reserve[動詞]" を使う場合は "reserve + 目的語" になります。ホテルの部屋を予約する場合は、"reserve a hotel" ではなく、"reserve a room" を使うのが一般的です。

bookingのニュアンスと使い方

booking
"reservation" と同じような使い方ができる予約

  • booking予約 [名詞]
  • make a booking予約する
  • book〜を予約する [動詞]

I'd like to make a booking.
(予約をしたいのですが。)

この表現は "I'd like to make a reservation." と意味も使い方も同じです。

I'd like to book a table for 3 (people) next Friday night.
(来週の金曜日の夜に席を4つ予約したいのですが。)

日本語では「レストランを予約する」や「席を予約する」と言いますが、英語では "book a resutaurant/seat" ではなく、"book a table(テーブルを予約する)" という表現を使います。

I booked a flight from Tokyo to London on 12 July.
(7月12日の東京からロンドンへの飛行機を予約しました。)

"booke a flight" で「飛行機を予約する」の意味。

I'd like to book a double room for 3 nights from next Tuesday.
(来週の火曜日からダブルルームを3泊予約したいのですが。)

"book a room" で「部屋を予約する」という意味ですが、"room" を "single room", "double room", "twin room" に言い換えることによって、シングルルーム、ダブルルーム、ツインルームなどの特定の部屋の予約をする表現になります。

The restaurant is fully booked tonight.
(レストランは今夜満席です。)

"be動詞 + booked" で「予約されている」の意味です。"the restaurant" を "the hotel" に変えて "The hotel is fully booked tonight." とすれば「ホテルは満室です。」という表現になります。

appointmentのニュアンスと使い方

appointment
病院、歯医者、美容院、ネイルサロン、弁護士やクライアントなどとの打ち合わせなど、人と会うための約束や予約

病院の予約は「病院の医師とのアポ」、美容院の予約は「美容師とのアポ」のように、日本語の「アポ」をイメージするとわかりやすいですね。

  • appointment(診察などの)約束、予約、アポイントメント[名詞]
  • make an appointment 予約する

I'd like to make an appointment.
(予約をしたいのですが。)

誰かのために病院や歯医者の予約をする場合は "I'd like to make an appointment for my son." のように "for + 人" で表します。

I have an appointment with Dr. Steve at 3 PM.
(午後3時にスティーブ先生の診察があります。)

特定の人との会う約束の場合は "with + 人" を使います。

I'd like to schedule an appointment for 8 September.
(9月8日の予約をしたいのですが。)

"schedule an appointment" も "make an appointment" と同じように使うことができます。 "arrange an appointment" も同様です。

Can I change my appointment to Monday morning?
(予約を月曜日の午前中に変更してくれませんか?)

予約の日時を変更する場合は "to + いつ" で表せます。
予約をキャンセルする場合は "cancel my appointment" と表現します。
"change my appointment" は "reschedule my appointment" や "rearrange my appointment" に言い換えることもできます。


英語の「予約」は、大まかには「部屋や席などの場所の予約」と「人と会う約束・予約」の2通りです。

どちらの予約なのかさえ間違えなければ、言い回しは予約をするときも変更するときもある程度パターンが決まっているため、そこまで難しいものではありません。

予約に関する英語表現は電話ごしで使うことも多いため苦手に感じる方もいるかと思いますが、予約をしたいということを伝えるだけなら "I'd like to make a reservation/an appointment." のようなシンプルな表現だけでも十分伝わります。日時などの詳細については聞かれるままに答えればいいのです。
機会があればあまり難しく考えずにトライしてみましょう。

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