イギリス英語とアメリカ英語の単語・表現の違い: 鉄道・地下鉄編

イギリス英語とアメリカ英語の単語・表現の違い: 鉄道・地下鉄編
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アメリカ英語とイギリス英語では、文法、発音、単語、慣用表現などに違いが多くあります。 日本ではアメリカ英語に触れる機会が多くイギリス英語に触れる機会はあまりありません。

そこで今回はアメリカ英語とイギリス英語の違い、鉄道や地下鉄関連の単語は表現に絞って紹介します。イギリスに行く際はぜひ参考にしてみてください。

Railroad と Railway

鉄道
railroad(米) / railway(英)

アメリカでは鉄道を指すときに "railroad" という言葉がよく使われますがイギリスでは "railway" が使われます。鉄道の駅はアメリカ英語では "railroad station"、イギリス英語では "railway station" ですが、"train staion" が使われることが多いです。

ちなみに線路は "railload tracks" や "railway tracks"といいます。"railload" と "railway" を省略して単純に "tracks" とも言います。

Excuse me, is there a railload station nearby?
(すみません、近くに鉄道の駅はありますか?)

Could you tell me how to get to the nearest railway station from here?
(ここから一番近い鉄道駅への行き方を教えてくれませんか?)

Subway と Underground と Tube

地下鉄
subway(米) / underground(英) / tube(英)

アメリカでは地下鉄のことを "subway" と言いますが、イギリスでは "underground" といいます。"tube" もイギリス英語で特にロンドンの地下鉄を指す単語としてよく使われます。"tube" は円筒状の物を指す英単語ですが、ロンドンの地下鉄が円筒形のトンネルの形になっていることからこう呼ばれています。

We took the subway to the museum.
(私たちは地下鉄で美術館にいきました。)

The traffic is terrible. Let's take the tube instead of a taxi.
(道が混んでいるから、タクシーの代わりに地下鉄に乗ろう。)

Schedule と Timetable

時刻表
schedule(米) / timetable(英)

アメリカでは時刻表のことを "schedule"、 イギリスでは "timetable" ですが、アメリカでは "timetable" ともいいます。

ちなみに、学校の時間割にも "timetable" と "schedule" が使われます。

You can check the train schedule online.
(電車の時刻表はオンラインでチェックすることができます。)

Excuse me, I'd like to check a timetable for the trains to Manchester.
(すみません、マンチェスター行きの列車の時刻表を確認したいのですが。)

One-Way Ticket と Single Ticket

片道チケット
one-way ticket(米) / single ticket(英)

アメリカでは片道切符のことを "one-way ticket" と、イギリスでは "single ticket" と言います。バスや飛行機のチケットも同じように "one-way ticket" と "single ticket" を使います。

I'll take a one-way ticket to the airport, please.
(空港行きの片道切符をお願いします。)

I'd like to buy single ticket for the next train to Edinburgh.
(次のエディンバラ行きの片道切符を購入したいです。)

Round-Trip と Ticket Return Ticket

往復チケット
round-trip ticket(米) / return ticket(英)

アメリカでは往復切符のことを "round-trip ticket" と、イギリスでは "return ticket" と言います。片道切符と同様に、バスや飛行機のチケットも同じように"round-trip ticket" と "return ticket" を使います。

How much is a round-trip ticket to Chicago?
(シカゴ行きの往復切符はいくらですか?)

I'd like to purchase a return ticket to Birmingham,
(バーミンガム行きの往復切符を購入したいです。)

Exit と Way Out

出口
exit(米) / way out(英)

アメリカでは出口のことを "exit"、イギリスでは "way out" と言います。イギリスでは駅や空港の出口の標識にも "Way Out" が使われいます。ただし非常口は "FIRE EXIT" や "EMERGENCY EXIT" のように "exit"が使われています。

Is this the right exit for the museum?
(これは博物館に行く出口であっていますか?)

I think I'm lost.Could you show me the way out, please?
(迷ってしまったみたいです。出口への行き方を教えてくれませんか?)

イギリスの車内のアナウンスでよく聞く表現

mind the gap sign

Photo by Suad Kamardeen on Unsplash

"Mind The Gap" は、イギリスを旅行した人ならほとんどの人聞いたり見たりしたことがあるフレーズではないでしょうか?これはアメリカ英語の "Watch Your Step" と同じ「足元に気をつけて」という意味です。

”mind” は「気持ち、精神」といった名詞のほかに、「何かに気を付ける、注意をはらう」といった動詞の意味もあります。そして、"gap" には「隙間、割れ目、開き」と言う意味です。 イギリスの電車は、駅に停車したときホームとの距離が大きく開いて、足がすっぽりはまってしまうほどの隙間が空いてしまうので、"Mind The Gap" はこの隙間に注意してくださいという意味になります。

Mind the gap between the train and the platform.
(列車とプラットフォームの間の隙間にご注意ください。)

もう1つアメリカでは聞かない表現が "alight" です。"alight" は乗り物から降りることや、特に車やバス、電車などの公共の交通機関から降りることを意味する単語で、電車やバスのアナウンスや駅員さんがよく使います。日常生活では"get off the train" のように "get off" を使うのが一般的です。

This train service terminates at the next station. Passengers may alight and change to the XXX line.
(この列車は次の駅で運行が終了します。乗客は次の駅で下車しXXX線に乗り換えてください。)

Thumbnail Photo by Bruno Martins on Unsplash

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